大丈夫感覚=心の安全基地=安心感⇔人財

お疲れ様です!!!

株式会社ビッグハンドマネジメントの杉本です。

 

今回は、「大丈夫感覚」というお話をしたいと思います。

 

人は、心の中にしっかりした安全基地が確立されていると、

基本的な安心感を持って人生を生きていくことができます。

 

基本的な安心感とは、

「自分は自分のままで良いのだ」

「何があっても自分は大丈夫だ」

「この世界は安心できる場所だ」

といった感覚にもとづく安心感のことで、これを【大丈夫感覚】とも呼びます。

心の中の安全基地がしっかりしたものであればあるほど、

この大丈夫感覚が育ちます。

 

そして、

大丈夫感覚が育てば育つほど私たちは、

失敗を怖れ過ぎることなく何かに果敢にチャレンジしたり、

好奇心を持ってさまざまなことにトライしてみたり、

他人の目を気にし過ぎることなく自分の気持ちや考えを表現したりすることができるようになります。

そのためにも、しっかりした「心の安全基地」を確立する必要があるわけです。

 

心の安全基地とは、心の中の安全な領域のことです。

他者から侵入されることがない誰からも干渉されることがない

そんな安全な領域を心の中に確保することで心の安全基地は確立されていきます。

そして、その安全基地が頑丈なものになればなるほど、

僕たちの中の大丈夫感覚(安心感)が育つわけです。

 

皆様一度は聞いたことがあるとは思いますが、「三匹の子豚」という話がありますね。

一匹目の子豚は、わらで家を建てますがオオカミに吹き飛ばされてしまいます。

二匹目の子豚は、木の枝で家を建てますがやはりオオカミに壊されてしまいます。

そして、三匹目の子豚は、レンガで家を建てたので、オオカミはこれを壊すことができなかったわけですね。

これを心の安全基地に当てはめてみて考えてみましょう。

心の安全基地が、わらで建てた家のようなものであれば私たちは安心感を持って生きることが出来ないわけです。

木の枝で建てた家のようなものならば、わらの家よりはずいぶんマシですがそれでもまだ安心度は低いですね。

そしてこれが、レンガで建てた家のようなものになると安心度はグンと上がるわけです。

そして、さらに安全基地を強化して、それが鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物のようなものになれば、非常に高い安心感(大丈夫感覚)を持つことができます!

 

まずは、わらの家から⇒木の枝の家に、

次に、木の枝の家から⇒レンガの家に、

そして、レンガの家から⇒鉄骨鉄筋コンクリートの家に、

といったかんじで1ステップずつ、心の安全基地を強化していくことが、

大丈夫感覚(基本的安心感)を育むことになり、

自己実現に向けての土台づくりになるわけです。

 

これはビジネスにおいても一緒です。

会社という大きな船があります。

これがボロボロの木の板一枚の船なのか、

豪華客船なのかというところでしょうか。

 

経営者様1人であれば木の板一枚で充分なのです。

しかし従業員様が1名でもいれば、この状態のままでは大変な状況です。

 

会社というフィールドの中に大丈夫感覚が0であれば

誰がついてきますか?という話になります。

 

少しずつでも豪華客船に近づけて行く必要があります。

またそれが具体的にどういう事なのかと言いますと、

会社の仕組み作りや、経営方針など

軸となる基盤をしっかり作り出し、従業員様に共有する必要があります。

 

そして経営者様が目指す夢や目標を伝える。

それに共感してくれるもしくは、魅力を感じて貰える従業員様に対して人材育成し、

大丈夫感覚(基本的安心感)を築いてもらう。

 

まず自分(従業員様)は何の為にこの仕事をしているのか。

この仕事をすることによってどうなるのか。

ここを明確に理解して頂く必要があります。

 

目先の目標に対する理解であれば、

【木の板をひいて枠組みを作る作業をして欲しい】と伝えるとしましょう。

これって何だろう?何の枠組みなのだろう?とわけも分からず作業をしていると

全く面白くないですよね。

例えば、「君にはこれを組立てる作業をやって欲しい」と伝えるのか

「君にはこれを組立てて一番重要な船の枠組みを作って欲しい」と伝えるのかによって

伝えたいことは同じなのに全くやる気や意欲、責任感が変わってきますよね。

 

これの長期的な目標に置き換えて明確にしてあげると、

【木の板の船から、豪華客船を作りたい。そして君と世界一周旅行がしたい】と伝えてあげましょう。

するとどういう思考になるでしょう。

【木の板をひいて枠組みを作る作業をして欲しい】という作業一つでも、

「社長と一緒に世界一周旅行に行くために木の板をひいて枠組みを作る」といった明確な目標の設定が出来ます。

目標が設定出来ると自然と経営者様との思考や夢の共有が出来て来るかと思います。

共有が出来れば、信頼関係が生まれ、そこには大丈夫感覚も自然とついてくるでしょう。

これが王道な流れであり、最も重要なポイントとなります。

 

この【心の安全基地づくり】に特化するには、

もちろん個人の考え方や思考は重要ではございますが、

経営者様のご協力がもっとも重要です。

 

会社規模が大きくなればなるほど難しくはなってまいりますが、

これが離職率を下げ、従業員様の満足度を上げる最善策だと私は考えます。

そして従業員様が大丈夫感覚を築き前向きに勤めることが出来れば

自然と経営者様の目指す目標や夢が明確になって来るでしょう。

ですから、1人1人の従業員様と向き合う時間を大切にし、少しずつ築きあげていきましょう。

 

今更遅いなんていうことは一切ございません。

やるかやらないかはあなた次第です!!!

 

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株式会社ビッグハンドマネジメント

杉本梨紗

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